父母のこと

父はどういう人だったのだろうか?
ときどき想う。
49歳の夏、亡くなった。
50歳に数日だった。
私は大学の2年生で、ちょうど帰省中だった。
朝、母が父の寝ている部屋に
私と妹、弟を呼んだ。
父の枕元へ座って数秒だったと思う。
ちちが私の方へ指をさし
「頼むぞ」と言った。
(後日、そう解釈したのかもしれない)
そして、そのまま亡くなった。
哀しいというより、何が起こったのか判らないままだった。
それからどうしたのか判らない。覚えていない。

父は不運の人だったように思う。
せっかく大学まで出て(明治学院)
夢の時間を見ようとしていたのに
戦争が始まって、
戦争が終わって
やむなく祖父の故郷へ帰って。
する仕事もなく、肥料の会社に勤めたが
肺結核に罹って。
療養をして、次は確か醤油味噌の会社に就職。
しかし、結核が再発。
サナトリウムに入って
出てきたけれどすることがなく。

そんな父の一生のほんの少しを
記憶をたどりながら書いてみよう。

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by 08genki | 2017-06-25 10:20 | あの日、あの場所

一枚の写真、ひとつの言葉、それは思い出のための記念写真のようなもの。
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